オーストラリア|水道水質及びガイドライン

※この資料は2016年に各国の規格を株式会社エイチツーが独自にまとめた資料になります。実際のプラント設計の際は最新の規格を調べることをお勧めします。

「世界の水道水質基準及びガイドライン」の一覧ダウンロードは下記より行えます。

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オーストラリアガイドライン

一般細菌 1,1-ジクロロエチレン 0.03
大腸菌 検出されない事(100mL) シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 0.06
糞便性(耐熱)大腸菌群 1,2-ジクロロエタン 0.003
大腸菌群 1,1,1-トリクロロエタン
従属栄養細菌(22℃) 1,1,2-トリクロロエタン
アエロモナス菌(30℃) エピクロヒドリン 0.0005
バクテリアファージ ジクロロメタン 0.004
ウェルシュ菌(芽胞を含む) ジクロロエタン
クリプトスポリジウム テトラクロロエチレン 0.05
腸球菌(エンテロコックス) 1,2-ジクロロプロパン
(エンテロ)ウイルス 臭化エチレン
レジオネラ 塩化ビニル 0.0003
ジアルジア トリクロロエチレン
塩素 0.6 ベンゾ(a)ピレン 0.00001
二酸化塩素 1(外観0.4) トルエン 0.8(外観0.025)
モノクロラミン 3(外観0.5) キシレン 0.6(外観0.02)
シアン化物イオン及び塩化シアン 0.08 エチルベンゼン 0.3(外観0.003)
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 硝酸イオンとして50,亜硝酸イオンとして3 スチレン 0.03(外観0.004)
アンモニア 0.5 クロロベンゼン 0.3(外観0.01)
フッ素及びその化合物 1.5 1,2-ジクロロベンゼン 1.5(外観0.001)
ホウ酸及びその化合物 4 1,4-ジクロロベンゼン 0.04(外観0.003)
ナトリウム及びその化合物 180 トリクロロベンゼン 0.03(外観0.005)
塩化物イオン 250 アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)
カルシウム ヘキサクロロベンゼン
マグネシウム フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) 0.01
硬度 200 ヘキサクロロブタジエン 0.0007
硫酸イオン 500(外観250) ヘキサクロロペンタジエン
硫化水素 0.05 Dioxin(2,3,7,8-TCDD)
ヨウ化物イオン 0.1 ベンゼン 0.001
重炭酸塩 2,4,6-トリクロロフェノール 0.02
アスベスト 陰イオン界面活性剤
カリウム ジュオスミン
カドミウム及びその化合物 0.002 2-メチルイソボルネオール
水銀及びその化合物 0.001 非イオン界面活性剤
セレン及びその化合物 0.01 フェノール類
鉛及びその化合物 0.01 アクリルアミド 0.0002
ヒ素及びその化合物 0.007 鉱物油
モリブデン 0.05 農薬*注13 121種類
ニッケル 0.02 ニトリロ三酢酸 0.2
アンチモン 0.003 トリブチルスズオキシド 0.001
六価クロム化合物 0.05 2-クロロフェノール 0.3(外観0.0001)
亜鉛及びその化合物 3 2,4-ジクロロフェノール 0.2(外観0.0003)
アルミニウム及びその化合物 0.2 1,3-ジクロロベンゼン 0.02
鉄及びその化合物 0.3 EDTA 0.25
銅及びその化合物 2(外観0.1) 多環芳香族炭化水素(総量)
マンガン及びその化合物 0.5(外観0.1) ポリクロロビフェニル類
バリウム 0.7 芳香族アミン類
0.1 ハロゲン化環状炭化水素類
ベリリウム ハロゲン化脂肪族炭化水素類
タリウム 環状炭化水素類及び芳香族類
コバルト ペンタクロロフェノール
バナジウム 発泡剤
ウラン*注14 0.02 過マンガン酸カリウム消費量
亜塩素酸 アルカリ度
塩素酸 蒸発残留物 500
クロロ酢酸 電気伝導度
クロロホルム 化学的酸素要求量
総ハロ酢酸*注9 有機物(全有機炭素(TOC)の量)
ジクロロ酢酸 0.1 PH値 6.5-8.5
ジブロモクロロメタン 目視で確認できるもの
臭素酸 0.02 異常でないこと
総トリハロメタン 0.25 臭気 異常でないこと
抱水クロラール 0.02 色度 15TCU
ジクロロアセトニトリル 濁度 5NTU
ジブロモアセトニトリル 溶存酸素 85%以上
トリクロロアセトニトリル 飽和指数(SI)(ランゲリア指数)
トリクロロ酢酸 0.1 温度
ブロモジクロロメタン TOX
ブロモホルム トリチウム
ホルムアルデヒド 0.5 Total indicative  dose
亜塩素酸イオン 0.3 バリウム
モノクロロ酢酸 0.15 総α放射性
四塩化炭素 0.003 総β放射性
1,4-ジオキサン ラジウム

 

*注1:P=暫定ガイドライン値。危険因子としての証拠があるが、利用できる健康影響情報が限られている。T=暫定ガイドライン値。算出されたガイドライン値が、浄水処理、水質保護などにより達成できる濃度レベル以下である。A=暫定ガイドライン値。算出されたガイドライン値が定量可能な濃度レベル以下である。D=暫定ガイドライン値。消毒によりガイドライン値を超えてしまうことがある。C=その物質の濃度が健康に基づくガイドライン値以下であっても、水の外観や臭味に影響があり、消費者による苦情がもたらされることがある。

*注2:どちらか測定できればよい。
*注3:効果的な消毒のため、pH<8.0で少なくとも30分間の接触時間後に、遊離残留塩素濃度が>0.5mg/Lであること。
*注4:()内の数字は代替の水源がない場合の許容範囲。*は必須項目、それ以外は達成が望ましい項目。
*注5:優残留塩素として、結合塩素の場合は0.4mg/L。
*注6:定量的微生物学的リスク評価(Quantitative Microbial Risk Assesment)により管理。
*注7:〔硝酸イオン濃度〕/50+〔亜硝酸イオン濃度〕/3<=1も満たすこと。
*注8:カルシウムイオンとマグネシウムイオン濃度の和。
*注9:クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、ブロモ酢酸、ジブロモ酢酸の濃度の総和で、HAA5と呼ばれる。
*注10:最大許容量は90%値として5.0μg/L(この場合でも最大値は10μg/L)
*注11:4種のトリハロメタン濃度の総和(最大値を50μg/Lとする90%値として)
*注12:2物質の濃度の和
*注13:紙面の都合上個別物質に関する記述を省略し、各国の特徴を記載するにとどめた。
*注14:化学物質としての評価。放射性物質としての影響は評価していない。

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